9月~10月は僕にとっていろいろありました。主に実生活に関することで、詳しくは語りませんが。その中の一つで、「人生初のオンライン生放送出演」というのがありました。
RTAというのは「リアルタイムアタック」の略で、ゲームをいかに早くクリアできるかを競う文化です。僕は趣味でとあるゲームのRTAをしておりました。それがこの度、「OME Speedrun」というオンラインイベントにて視聴者のみなさんの前で披露する運びとなったのです。
RTAはいいものです。長らく「競う」という行為をしていない僕にとっては新鮮な感覚です。コンマ一秒でもタイムを縮めるため、日々研鑽を重ねる。毎日の生活からは決して得られない感覚です。
スポーツなどやってたらこんな感覚を得られるんでしょうが、誰しもが運動能力に秀でているわけではないですからね。そういった方でも「その道を究める」ことができる、それがいいところですね。
……とまあ何が言いたいかというと、みなさんもやってみてはいかがでしょうか。
実は雨宿拾遺、10月24日にオンラインRTAイベント『OME Speedrun』に出演させていただきました!
約3000人の視聴者のみなさんの前で、ゲームを披露しましたよ!
今回はそのウラ話をたっぷりお届け!
みんな!先月号に掲載した特別編、国立科学博物館様とのコラボコンテンツは見てくれたかな?
その中でご紹介した国立科学博物館 筑波実験植物園で開催された企画展「きのこ展」に、雨宿も参加してきました!本日はその模様をお届けします!
本企画展は国立科学博物館 筑波実験植物園で2021年9月25日~10月3日にかけて開催されました!筑波実験植物園は東京・上野にある国立科学博物館の組織の施設の一つで、茨城県つくば市にあります。
「きのこ展」は同施設で毎年秋に開催されている企画展!国内最大級の生のきのこ展示や、きのこをテーマにした様々な展示が行われています!今年のテーマはズバリ、「アートとしてのきのこ」!プロの写真家によるきのこ写真や芸術家によるきのこアートの展示が行われました!
我らが雨宿は9/26、10/3の2daysで参加!その時に撮影した写真と共に会場の模様をお届け!
新型コロナウイルス感染症対策をしっかりして、いざ会場へ。入って早々、今回の企画展のポスターがお出迎え。ポスターには何やらどこかで見たことあるキャラクターが登場しています。そう、NHKEテレのアニメ『はなかっぱ』のキャラクターたちです。筑波実験植物園では定期的に『はなかっぱ』とコラボした展示を行ってるんですよ!
この看板の後ろではきのこグッズの物販が!きのこをあしらったアパレルや雑貨、きのこの本、アクセサリーなどが販売されていました。
会場となる温室。そこに入った瞬間、不思議な香り。……これは、きのこ鍋の香り?そして中を見回すと、そこにはたくさんのきのこが!
きのこって、香りがあるんだ。
この写真のきのこは栽培きのこ。しめじ、マッシュルーム、なめこ、きくらげなど。どれも立派に育っていて、お店で見るのとは違う感じ。エノキは光に当てないとご存知の白い色になるのであって、太陽の下で育てば普通のきのこと同じような茶色になるんですって。しかも大きいし。
こちらは各地で採集した野生のきのこたち。ネームプレートには食用、毒、食毒不明の印がついています。「へー、このきのこ食べられるんだ。」「これ食べたらどうなるんだろう」なんて言葉が周りにいた子供たちから聞こえてきたよ。
きのこはナマモノ。採集してそのままにしておくと、乾燥して干からびていってしまいます。新鮮な姿を見てもらうため、開催期間中は毎日展示品の入れ替えをしているんだって!そもそも、1週間以上にわたって生きのこの展示が行われるのは全国でも筑波実験植物園くらいのもの!
このビンに入ったきのこは、オイル漬け。前述の通り、生のきのこの展示は長期間できないのが問題。それを解決するため、採集したきのこをすぐさま凍結、乾燥させます。それからシリコンオイルというオイルに浸けると、あら不思議、新鮮な姿を長い間保つことができるんです。これにより、「きのこ展」の季節には見られない春のきのこや、そのまま展示することが難しいカエンタケ(触るだけで手がかぶれる危険な毒きのこ!)も新鮮な姿で見ることができます。
菌床栽培のブナシメジが成長していく様子を成長段階ごとに展示したもの。こうやって僕たちの知るブナシメジになっていくんだね。一番手前にあるやつなんか、表面につぶつぶしたものが生えてるだけで、まさかこれがきのこだとは分からないくらい。
この写真は9/25(企画展二日目)に撮ったものですが、10/3(最終日)に訪れた時にはぜんぶ立派な姿になっていたよ!
屋内では「アートとしてのきのこ」に関する展示が。プロの写真家が撮るきのこ写真は、どれも幻想的な雰囲気に溢れていました。ここだけの話、実は写真部だった雨宿、かっちょいい写真を見ると「そんな写真撮ってみたいなあ」と憧れるのです。
二階ではきのこアートを作っているアーティストの方の作品。きのこの珍妙なシルエットは版画によく似合います。また、「きのこの押絵」は押し花のように、本物のきのこを使って切り貼りし、アートを作り出していました!驚愕!そもそもきのこをどうやって薄っぺらくするんだろう……。
三階、「きのコン」参加作品展示スペース。誰でも参加できるきのこアートのコンテスト、「きのコン」。今年も多数の力作が寄せられました。評価基準は「きのこ愛」ただ一つ。上手く描く必要はありません!実在のきのこを描く必要もありません!ただただ、きのこを愛するみなさんの愛を見せてください!
実はこの中に雨宿の作品も入っています!さて、どれかな~?実際に会場に足を運んでくださった方は、見つけられたかな?
「きのこ展」は二日ともたくさんの来園者の方々で賑わっていました!子供連れからシニアの方まで……雨宿のような若い男性もいました!老若男女、きのこが好きなんだね!
この展示を見た帰り道、僕はきのこを見つけました。そして気付いたことは、自分に以前よりきのこを見つける力が身についていること。「きのこ」というものは、気にしないでいると通り過ぎてしまうけど、「きのこを探す目」をもって見れば、そこかしこに見つけることができる。きのこが、菌類全体が、そのような存在なんですね。みんなにも「きのこを探す目」をもって身の回りを探検してみてほしいな!
筑波実験植物園では一年を通して様々な企画展を行っています!過去に行われたイベントは「水草展」「つくば蘭展」「クレマチス園公開」などなど。常設展示も広大なエリアに一日では見切れないほどたくさん!季節の花や、水生植物、温室では熱帯雨林やサバンナの珍しい植物が観察できます!僕もお気に入りの場所です!
ぜひ、筑波実験植物園に遊びに来てね!
毎月の表紙・裏表紙をまとめた雨宿拾遺物語カバーページですが、いいかげん枚数が増えてきたので年次ごとに分けることにしました。それだけ巻号が増えたってことだ。嬉しいねえ。
『お嬢店長おかしまし』特別編1に参考文献を追加しました。
みなさまからのお便りお待ちしております。お便りはこちらから。
次回もお楽しみに!