前作ではアーク&フェルドを取り巻く「巷の様子」が描き切れなかったと感じているので、今作ではそういった部分も描いていきたいですね。
雨宿は基本的に流行に乗り遅れる(そもそも乗ろうとしてない?)人間なので、メディアで年末に特集される「この年を振り返る」コーナーを見ることで一年分の遅れを取り戻そうと必死になります。
「ふむふむ、これがウワサに聞いていたアレかあ」
「流行りのアレを世に送り出したのはこの人たちだったのかあ」
気分はすっかり老人です。
「流行りに流されない自分」としてのプライドがあるわけでもなんでもなく、ただ疎いだけなのです。だからたまにはちゃんと流行りのコンテンツに乗っかったりもします。
僕と同じタイプの方、いませんか……?
あけましておめでとうございます!
旧年中はご愛顧いただきありがとうございます。本年も雨宿拾遺物語をよろしくお願い申し上げます。
毎年コピペな挨拶を済ませて、1月号恒例の1年の振り返り、やっちゃいましょう!
2024年の表紙はこの通り。
何といっても11月号の4周年+第50号記念イラストが印象的。僕としても久しぶりにあんなキャラやこんなキャラを描いたので楽しかったです。……「そんなこと言うなら本編書けよ」とか言わないで。
あと、今年はいろいろな作品の表紙が描けて楽しかったですね。『お嬢おか』しか更新してないと必然的にその中から描かざるを得ないので、もっと他の作品も更新していきましょう。
2024年の更新は以下の通りです。
『お嬢店長おかしまし』……第39話~第50話
『テラレジア・クロニコ』……第4章~第7章、1、Another Episode5~7、EXEX4-2,4-3,5-1,5-2,6-1,6-3,7-1
『テラレジア・オーダー』……『歌姫は透明に消ゆ』『煌めきの麗嬢刑事』
『南極のサラエ』……第1部
原稿枚数……656ページ!!(過去最多)
厳密には、『テラクロ』は2023年春~夏頃に描いていた原稿なので、それを除くと今年描いたのはだいたい422ページくらいで、例年通りかなという感じ。こんなに多くのページ数を更新することはこの先もないでしょう。
「2024年あたりが雨宿の全盛期だったね」なんて言われないようにこれからも頑張りますとも、ええ。
2024年の更新の中で、作者が選ぶハイライトのコーナー。
名場面はいろいろありましたが、一つだけ選ぶとしたらまず間違いなくコレでしょう。
短い間だけど心を通わせた二人は、寂しいけれど別々の人生を歩んでいくのです。そういう別れの一ページ。
このページで終わってれば普通にいい話だったのになぁー。この次のページがアレだもんなぁー。
『南極のサラエ』ストーリーについてははまだまだ考えてません。第二部の内容は固まってきていますが、その先や、主人公サラエがたどり着く結末は分かりません。
ただこの二人に関しては、再会するのはずいぶん先になるだろう、そんな気がします。
あなたはやさしい心の持ち主だと思います。どうか、サラエと一緒に泣いたり笑ったり怒ったり、とてつもない脅威にも勇気を出して立ち向かったりしてあげてください。
この間、ふとこんな疑問を抱いたのです。
「雨宿拾遺物語って全部で何人のキャラクターを描いてきたんだろう?」
もうそろそろ100人は超えていると思うんですが、実際のところどうなんでしょう。
数えてみた。(某トリビアの泉ナレーション風に)
計測のルール
・雨宿拾遺物語オリジナルキャラクターであること(実在の人物をキャラクター化した場合も含む)
・容姿が分かること(小説のみ、会話の中のみに登場し容姿が分からない場合は除外、ただし小説の登場人物でもイラストで描いたことがある場合は含む)
・名前があること(「じいや」みたいな通称でもOK、名もなきモブは除外)
・人間もしくは生物ないしそれっぽい存在であること(ペットロボットのセーブルは含む)
・最低限の活躍があること(1回きりの登場や台詞がないなど活躍が少なすぎる場合は上記を満たしていても除外)
・別作品に登場する同一人物は1人とカウント(例外:『まがたび』『輝け!ポニテ学園!』に登場する「音羽」は別人)
・作品の途中で容姿が変わる場合は1人とカウント
細かい部分は独断と偏見で数えたり数えなかったりしました。
その結果……
111人
だそうです。
100人ぐらいだと考えた雨宿の予想はそこそこ近かったみたいです。
へえーそんなにいたんだあ。全員集合のイラストとかあったら楽しそうだね(自分は描きたくない)
これからもいっぱい魅力的なキャラクターを活躍させていきたいですね。以上、ちょっとしたオマケでした。
ではお待ちかね、2024年のMVP発表のコーナー!
2024年もたくさんのキャラクターが頑張ってくれました。新キャラもたくさんいます。その中でも一番活躍してくれたのは、映画研究部部長のこの人でしょう!
木ノ内政直(お嬢店長おかしまし)
2024年のお嬢おか中編「Film de Nakatsuji」編では映画研究部部長として顧問の宝田先生からの無茶ぶり「文化祭で地域交流企画として映画を作ってくれ」というオーダーに見事に応えてみせました。政直くんや結子たちが力を合わせて作り上げた街の映画、それはかつての映画研究部創設メンバーたちの夢を継ぐことでもあったのです。
雨宿は学生時代にちょっとした映像制作をやった経験がありますが、あれはかなり体力と根気が要る仕事ですよ。政直くんたちみたいに映画を一本撮るとなればとんでもない話でしょう。
本人からコメントをどうぞ。
「言いたいことは一つです。何度も立ち止まりそうになりました。でも、その度に背中を押してくれた人たちがいました。狭い部室で毎日毎日議論し続けた人たち、制作に力を貸してくれた人たち、外での撮影に強力してくださった人たち、最高の演技をしてくれた人たち……あれ、もしかして本編と全く同じこと言っちゃってる?」
木ノ内政直というキャラクターは最初期から登場してるにも関わらずキャラの濃さが足りず、作者としてはイマイチ扱いづらかったのですが、この中編で完璧な役を演じてくれたことで、4年越しで活躍させることができたと胸をなでおろしています……。
2025年の雨宿拾遺物語の更新予定は以下の通り。例によって予定は変更の可能性があります。ご了承ください。
今年もやりますお嬢おか中編。ここ最近なんとなく「お嬢おかのストーリーが進展してる……?」などと言われます。ハッキリ言っておきましょう、作者のきまぐれです。「マジメな話も書きたい」、時々そういう気分になるのです。
『テラレジア・オーダー』は周知の通り、不定期更新です。アイデアを思いついたら描く(あと時間ができたら)、という形式を取っているので、いつ更新できるかは分かりません。でも目安として年に3,4話くらい新作を出したいな。
同じく『南極のサラエ』も新章が完成したら出す、という感じ。こっちはホントにのんびり書くつもりなので、みなさんもゆっくりお楽しみください。
もう一本くらい出したいな~、昔書いた小説のストックがまだあるんだよな~、でも手直ししたり更新用に整える時間がないんだよな~。
ていうかそれより連載休止している2作品をどうにかしろよな~。
2025年、もうそろそろ21世紀も四半世紀、雨宿拾遺物語は5年目。クルマは未だに空を飛び回ってないようですが、僕たちもさらなる飛躍の年にしていきましょう。
本年もよろしくお願いいたします。
特にないけど元気に活動中!
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次回もお楽しみに!