第51号

オープニングエッセイ 雨宿りの小噺

この二人は仲良しです。

僕はペットといえば魚くらいしか飼ったことがないので、人間以外の家族がいる生活というのはよく分かりません。「世界名作劇場」よろしく主人公について来てくれる小さな相棒(サラエとセーブルみたいですね)だったらいいですが、実際はそんなにおりこうな生き物ばかりではない気がします。「思い通りにならないことばかり」とは、まるで我が子のようです。(まあ、それも知らないけど。)

『南極のサラエ』は一人の主人公を軸に、その周りに現れる様々な人々との心の交流を描いていけたらいいなと思います。

彼女にとっても僕にとっても、長い旅路です。


第50号の編集後記みたいなやつ

お世話になっております。雨宿拾遺です。

先月は第50号という節目に合わせて特別号を発行しました。みなさんはもう読んでくださったことと思います。今回はその記念号の作業を終え、少々燃え尽き気味になった僕の、ここ最近思うことを書いておきます。はじめに言っておきますが、まったく深刻な話ではありません。ちょっとした編集後記のようなものです。

編集後記のためだけに次号の特集コーナーを使います。ぜいたくです。敵です。


先月号を発行した折、雨宿拾遺物語公式YouTubeでこんな動画を投稿しました。ご覧になりましたか?僕が長々とインタビューに答えている動画です。(オンラインで収録したために映像がなく、ひたすら一人芝居みたいになってますが、ご愛敬。)

これまでに、僕がインターネット上でやっている活動を知っている友人・知人から何度か同じような質問をされることがありました。それを訊かれるたび「やっぱそれ気になるかあ」と思っていたので、この際いろいろお答えしちゃおうということで、この企画を思いつきました。動画内で答えている質問は、そういったみなさんから事前アンケートでいただいたものです。

このインタビュー企画の何がポイントかというと、雨宿拾遺が動画で、しかも生声で話をしているところです。以前にもひょんなことから生放送に出演したことがあるのですが、公式YouTubeでは初めてです。

顔が見えない状態で活動している以上、みなさんの中には雨宿拾遺ってどんなやつなの?そもそも実在するの?という疑問を抱いたことがある方もいるかもしれません。すなわち、匿名性のあるツールだからこその「人間み」が感じにくいところが残念だという話です。

作品を読めば内面はいくらでも窺い知ることができるけれども、読者の方ともっと直接的なつながりがあっていいんじゃないか、そんなことを最近は考えています。それもあってか、長らく低浮上だったXも最近はちまちま投稿してます。


それからもう一つ、これはリアルの話ですが、最近は宣伝活動に力を入れています。要は身の回りの人に布教してます。教祖自らが布教、ありがたやありがたや。

僕はどうも周りの人から「不思議なヤツだ」と言われることが多く、よくその人柄に興味を持たれます。

「○○○○(雨宿の本名)の人格をよく知るのにうってつけのWebサイトはこちらですよ」

と、積極的に宣伝してます。

僕はこれまで自分の活動を熱心に人に広めることはありませんでした。恥ずかしいから、というより、趣味や好み全般について他人に押し付けるような勧め方をするのが好きじゃなかったからです。だから好きなマンガ、アニメ、ゲーム、映画、小説などは、訊かれたらいくらでも語れますが、自分から勧めることは滅多にしません。このWebサイトもそれらと同じだったわけです。


ところが、最近こうも思ったんです。

「今までに雨宿拾遺物語を布教した相手はみんな、面白がったり喜んだりしてくれてたなあ。」

自分自身は「他人に押し付けてる」感じがして遠慮してたけれども、向こうは全然そんな風には思ってない。むしろ面白がってくれて、これは話した方が得だぞ?と。

だったらもっとやろうよってことで、今回の4周年+第50号を期にチラシをつくったりして、宣伝に努めていました。

↑宣伝用チラシ。ただ「マンガや小説書いてる」だけじゃつまらないと思い、少しユニークな書き方をしている。


「自分自身をもっとオープンにしていく」という意味で、これからは広める活動も大切にしていきたいですね。


こうみえて、僕自身はすごくナーバスで気にしいなところがあります。日々の生活の中でついつい内向きになったり、尻込みしてしまうことが多々あります。みなさんにもそういう経験はありませんか。

けれども、そこを一つふんばって、伝え方を工夫すれば突破口が開けることもあるかもしれませんよね。


そういう「がんばる人」に寄り添えるお話を書いていきたいものです。


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第51号

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