最近、思いがけないことはありましたか?
思いがけず街で知り合いに出会った、思いがけず失くした物が出てきた……
僕の場合、思いがけないことの多くは「言葉」です。
ふと誰かから言われた台詞が思いがけなく、自分の中でしばらく残響が続くことがあります。
やっぱりよくあるのは自分へ向けられた言葉。「そんな風に思われてたのか」と衝撃だったり。しかしここで挙げたいのは作品の感想です。
同じ作品を見ても違う思いを抱く、これって面白いことです。違う思いを抱いた人の言葉は思いがけなくて、楽しいものです。
殊に自らの作品においては作者は「これが正解だぜ!」ってものを常に押し付けながら書いてるつもりだから、「正解」ではない感想を聞いたらとっても思いがけないでしょうね。それも正解!って思うかもしれない。
思いがけないことが多いのは、視野が狭いともいえる。だからって思いがけないことの一つも無かったら、それはちょっとつまらない。
思いがけないようなこと、ありますか?
4月1日、それは世の中に平和なウソが溢れる日。
そう、エイプリルフールです。
いつ、どこで始まったのか定かではありませんが、この日はウソをついてもよいとされます。一節には午前中にウソを言って午後にネタバラしをするとか。この4月1日というのが厄介で、日本では新年度のスタートの日と同じですから、新年度に合わせた様々なニュースといい感じにごっちゃになるわけです。
そんな素敵な日に、雨宿としても何かウソをつきたい!
つきました。
ついに僕の作品のアニメ化が決定いたしました!!!
— 雨宿拾遺 (@shiui_san) March 31, 2021
ここまで応援してくださった皆様のおかげです!本当にありがとうございます!!
アニメ『お嬢店長おかしまし』は2021年4月から放送開始!
今からワクワクがとまりません! pic.twitter.com/mKtOCMRsIP
あースッキリした。
実は、こうした野望を数年越しで抱いてました。
ファクトチェックが叫ばれるこのご時世、エイプリルフールじゃなくたって世の中にはウソが溢れていますね、そんな時代にわざわざこの日を選んでウソをつく必要はあるのでしょうか。
でも楽しい。
みなさんにはこのウソがいつかホントになる日までお付き合いいただきたく存じます。
此度のポスターは描きおろしですが、別にエイプリルフールのために描いたわけじゃありません。
『お嬢おか』の本編がいいところまで行ったので(ゲームで言うところのチュートリアルが終わろうかというところ)、そろそろ作品ポスターを描き直そうと思ってた頃でした。そこにちょうどエイプリルフールというイベントを思い出したので面白い宣伝になればとやってみた次第です。
ご覧の通り作品ページのポスターが変わってます。
そもそもアニメの制作にしたって宣伝にしたって原作者の与り知らぬところで行われるわけですから、アニメのビジュアルを原作者が描くはずはないのです。だけどね、今回はウソだから、原作者が描くしかない。
「個人サイト初の話題作、待望のアニメ化!」
この宣伝下手な編集者が考えた本の帯みたいな絶妙にダサい煽り文を原作者自らが書いたんですよ。
ていうか『初』じゃなくて『発』じゃね?
……今更誤字を気にしたってどうなるもんですか。これをどんな顔して考えたと思います?
ニヤニヤが止まらなかったよ。
アニメのビジュアルってことでいつもよりすこーし画風を変えました。塗り方変えたり、顔のパーツをアニメ用に枚数量産しやすくしたりね。具体的な変化には気付けなくても「よくみるとちょっと違うなー」くらいには思えたかもしれません。どうでしょう。
友人に見せたら「きれいになったね」って言ってました。
再会した元カレかよ。
明らかに未練あるやつじゃん。
冗談はさておき、僕の結子店長がみなさんから慕われるようになったならこれほど嬉しいことはないですね。(後方彼氏面オタク)
散々ふざけてしまいましたがこれだけは言っておきます。
アニメ化も書籍化も万バズも夢を抱いていないと言えばウソになりますが、目的地ではありません。作者が目指しているのは「完結」ただその一点だけです。
こればかりは自分の力でやり遂げるしかありません。みなさんの応援があればもっと頑張れると思います。
大丈夫です。応援コメントを付けるのが恥ずかしい方も、このWebサイトを一押し開いてくだされば、アクセスカウンタってのが1増えて、それだけで僕は十分なのです。
今年度もよろしくお願いします。
『まがたび』作品ページにおまけマンガ『プチたび』を更新しました。ワンクリックで画像が開きます。
これからもときどき更新するよ!
ネタはいっぱいあるんだよ、ネタ自体はね……
『お嬢店長おかしまし』の作品ポスターが新しくなりました!作品ページから確認してみてね!
みなさまからのお便りお待ちしております。お便りはこちらから。
次回もお楽しみに!