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お嬢店長おかしまし

お嬢店長おかしまし

【連載中!!】

雨宿拾遺物語の看板作品。「ご存知」結子店長や仲間たちと一緒にフリーダムにアカデミックな内容を学習していくマンガ。


地方の小さなベッドタウンにひっそり佇む憩いの場「だがしやサトー」。若店長の正体は、超大企業の会長令嬢!?懐かしくって新しい、アカデミックだがしや日常コメディ!
――お嬢店長、ここに『おかしまし』!!

中辻市の中心市街に位置する中辻商店街。商店街振興組合が毎年開催する「中辻夏祭り」はこの街の風物詩!……ところが今年はその夏祭りが開催の危機!?窮地を脱するべく名乗りを上げた結子店長、数々の難題を解決し、みんなの夏祭りを守ることはできるのか……!?アカデミックだがしや日常コメディ、異色の夏祭り編開幕!


1999年1月。曇天の東京駅に一人の男が立っていた。神之目満爾――神之目不動産会長の息子にして、同社の役員である。彼は社運を懸けた大事業「御幸町再開発計画」を成功に導くべく東京支社に出向してきた。今明かされる、もう一つの「神之目」の物語――。


中辻高校文化祭の特別企画として、市内を舞台にした映画制作をすることになった政直たち映画研究部。部長の政直が監督となり、結子を主演女優に抜擢、高校の生徒や街の人々を巻き込んで、たくさんの思いを載せた一大プロジェクトが始動する。限られた制作期間、制作陣はまったくの未経験、果たして感動の嵐を呼び起こす映画は作れるのか――。アカデミックだがしや日常コメディ、波乱の映画制作編!

神之目結子

神之目結子かみのめゆいこ

この物語の主人公。だがしやサトーの店長。しかしてその正体は超大企業「神之目不動産」の会長令嬢。素性を知る者は少ない……のだけれど、隠し切れない気品と魅力、若店長というミステリアスな存在ゆえにただ者でないことはなんとなーく周知の事実。

都原市内の名門私立高校「皇ヶ崎学院高校」の2年C組。中辻市民なら誰もが知る丘の上の神之目家邸宅からじいやの車で送迎されている。

ある人から一方的に「俺の嫁」と呼ばれて非常に困っているらしい。

木ノ内琴美

木ノ内琴美きのうちことみ

中辻東小学校の6年生。しっかり者でクラスのみんなからの信頼も厚い。木ノ内家の長女で政直の妹。何かと兄にキツく当たるのは、大好きの裏返し……?

結子が店長になったサトーの記念すべきお客様第一号。結子のことを「お姉ちゃん」と呼んで慕っている。

木ノ内政直

木ノ内政直きのうちまさなお

中辻高校2年1組。これといって特徴のない平凡な男子高校生を自称するが、なんだかんだクラスの人気者。琴美の兄で、わがままな妹に振り回されつつも面倒見がいい。

結子店長に一目惚れするが、その正体を知ってからはほどよい距離感でサトーの常連客として交流を楽しんでいるみたい。この想いは姫乃や琴美以外にはバレてないつもり。

金田姫乃

金田姫乃かねだひめの

中辻高校2年1組。マイペースで気さくな性格から多くの人に頼りにされる。

幼馴染の政直をいじりつつも、ここぞという場面では助けになる言葉をかけてあげたり。彼の妹である琴美には少々過剰な絡みをしにいく。

胸に秘めたる夢に向かって日々邁進中。

水谷透

水谷透みずたにとおる

中辻高校2年2組。水泳部のエースで、高校水泳界では名の知れた存在。髪の毛の色が浅いのはプールの塩素のせい。

女子に人気があって結構モテモテみたいだけど、男子からは「なぜあんなのがモテるのか分からない」と言われるタイプ。興味のない事柄に関してはまるで知識がなく、浮世離れしている。

月明雪代

月明雪代つきあかりゆきよ

中辻高校2年2組。愛称は「雪ちゃん」。中辻商店街の「月明文具店」が実家だが、接客がダメでたまに押し付けられる店番は大の苦手。

本を読むのが好きで、様々なジャンルの小説を読んでいる。愛用するメガネは文学少女のキャラ作りではなく、本当に近視だから。

立派に店長を務める結子に対しては、尊敬以上の感情が……?

じいや

じいや(田中さん)

結子の執事兼ドライバー、あとボディガード。満爾が子供の頃に彼の執事として神之目家先代に雇われ、今では使用人歴が一番長い。

結子に深い信頼を置かれていて、ときどきサトーの店番も務める。近所のおばちゃんたちに人気なんだって。

若かりし頃はその身一つで世界を回っており、その頃の思い出話を聞かせてくれる。

神之目時子

神之目時子かみのめときこ

結子のお母様。家族を愛し、優しく見守ってくれる。歌詠みが趣味の風流な女性。

結婚前は「末広時子」の名で、二十余年前に一世を風靡した大女優。現在でも女優業で多忙な日々を送っている。

時間があって気が向いたときだけ家事をする。その時の気分で料理を作るので、毎週の献立をきっちり用意している家政婦さんは大迷惑。

神之目満爾

神之目満爾かみのめみつじ

結子のお父様。厳しくも愛を込めて娘を指導する一家の大黒柱。神之目不動産の会長。

中辻の歴史は常に神之目家と共にあり、当代である彼もまた街の発展に貢献し、市民から敬われている。

世間では厳格な人柄で知られているけれど、家族に対してはめっぽう弱い。年頃の娘を前におろおろするのは世の中のお父さんと同じ……?