今月号の表紙は先月号とつながっています。過去の表紙から確認してみてください。創部当時の映画研究部と今の映画研究部、いろいろ違っていたみたい。
僕がときどき不思議に思うことの一つに、誰しも青い学生だった頃がある、ということがあります。
なにを当たり前のこと言ってんだと言われるかもしれませんが、どうにも不思議に思います。自分みたいな若造ならつい何年か前までは学生だったんだ、てのも頷けますが、ずっと年上のおじさんおばさん、おじいちゃんおばあちゃんにも学生の頃があったんですよね。うーん不思議。
もちろん生活は何かと違っていたのでしょうけれど、今も昔も若者の考えることは一緒だ、という風にも言われますし、何より生きてきた年数が同じなのだから精神の成長においてはほとんど同じだったはず。
結局自分は「誰にでも未熟だった時代がある」ということが不思議に思えるんでしょうね。
自分はまだまだ未熟だと感じていますが、自分よりずっと年上の人が同じようなことを言っているのを聞いたことがあります。常々こんな風に思いながら生きていくのが「大人」という生き物なのでしょうね。
そう考えると、親しみやすさを感じます。
みなさんこんにちは、雨宿拾遺です。
今月号の特集は、タイトルの通りです。
突然ですが、このWebサイトの「誕生日」はいつかご存知ですか?
ときどき僕自身忘れそうになるので、作者についての中に書いておきました。
そうです、2020年10月4日です。これは創刊号の発行日になります。
当Webサイトがコロナ禍に産声をあげたことはもう何度もお話ししているのでご存知の方も多いと思いますが、今年の10月で雨宿拾遺物語は4周年を迎えます。10月に周年記念を迎えるとなると意外と便利で、なぜなら10月号の内容を用意するのはだいたい8月のお盆ごろになるので、ちょうどまとまった時間が取りやすいんですよね。それはさておき。
「今年は何やろうかな~」なんて考えていたら、もう一つ記念すべきことを見つけてしまいました。それは今年の11月。
その通り。雨宿拾遺物語が第50号を発行します。
50という数字、改めて見ると重みがあります。
もとよりやれる限りは続けていくつもりでしたが、それはそれとして50号まで続いたと思うと我ながらなかなかのものです(まだだけど)。
これは祝わなければならない!
ということで、
雨宿拾遺物語4周年&第50号記念
やります!
11月3日!お楽しみに!祝日だけど関係ない!いやむしろ、祝日だからやります!
詳細は次号以降に発表予定です。こうご期待!
まだまだ続くぜ、雨宿拾遺!
お嬢おか中編、「Film de Nakatsuji編」はこの度めでたく完結いたしました。5話続きの長いお話でしたね。この機会に読み返してみてはいかがでしょうか。
『お嬢店長おかしまし』という作品は、「お嬢店長」神之目結子を中心として、周囲の人々や街のみんながいろいろなことを学んだり、心を通わせたりするお話です。(少なくとも作者はそう思ってます)
「だがしやサトー」はあの日、結子が訪れなければ人知れずひっそりと無くなっていたことでしょう(第1話)。それだけではありません。結子店長が誕生したことで、街の中のいろいろなものや人がつながり、動き出していったようです。そういう意味で『お嬢おか』は彼女を主人公としたお話なのですが、今回の街をあげた映画制作はまさにその「結実」といったところでしょうか。(おや、映画の中のヒロインと同じ名前ですね)
平凡な高校生の野望、それを支えた人々、物語の影にあったのは世代を超えた夢のバトン……。小さな街の人々によって作り上げられた「中辻の映画」、それがこのお話でした。
今後も本作は続いていきます。ぜひ、これからも結子店長たちを応援してくださいね。
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次回もお楽しみに!