今日も『余熱』の時間がやってまいりました。
突然ですが、うどんっておいしいですよね!
安くてうまい、家計の味方!ちょっとお昼ごはんに迷った時に便利なので、僕も冷凍うどんを家に常備しています。でもいつも味がかけうどんのワンパターン……今回はそれを打破するべく少し違ったアレンジうどんを作っていきましょう!
まずは市販のおうどんを用意してください。……
あ゛ぁ゛?!うどん無ェ!!
しまった……切らしてたんだった……。しかしまだ慌てる時間じゃない、ごはんの時間までは2時間もあります。
そう、打てばいい。
予定変更!「あとは余熱でどーにかなるから!」、第2回は手打ちうどんを作ります。
一人分=100gという換算でやってるので、食いしん坊は適宜増量しましょうね。なんてったって手打ちうどん、好きなだけ作れるよ!「水 70gくらい」って、おいおいまた適当かよ~と思われたかもしれませんが、こう書くしかないんです。なんせ小麦粉は生き物ですから、その日ごとにコンディションが変わるんです!だからこればっかりは様子見ながらやるしかないですね、
料理は感覚と勢いなんで。
ところで、おうちにはかりがない方、ご安心を。計量カップを使って粉をはかることができますよ。だいたい1カップで100~110g、と覚えておきましょう。
塩味が感じられるくらいの食塩水ができるはずです。塩分摂りすぎ―って思うかもだけどゆでたらほとんど溶けだすから平気だよ。
かたまりを作るのは次の工程です!ここで急いでひとかたまりにしようと頑張ると、明らかにムラができた生地ができちゃいます。最悪ボロボロ崩れるうどんができるよ。
こねる時のコツは、生地を平たくしたら三つ折りにして、押す。これを繰り返すことです。日頃のストレスをぶつけたりしないで、ちゃんと真心こめてこねましょうね。
よくうどん作りのイメージで見る、「足で踏み踏み」はこの段階でやります。うどんにコシを生む命の作業なので、力の弱い子供なんかは足でやった方がいいよって話なんです。だから大人はやらなくていいです。どうしてもやりたい?あなた、そういうシュミがあるんですね。丈夫なビニール袋に入れて平らな床でやりましょう。
暖かいところに置いといた方が熟成が進みます。生地に弾力が生まれて、指で押したときに少し戻ってくるくらいのころがベスト。これぞグルテンの証。置いておきすぎるとゴワゴワになるので注意。
中もみは少々固くなり始めた生地を柔らかくして、コシを生み出す作業。最初にこねた時とは違い、優しく行うのがポイント。力がすべてを解決するわけではないんだよ。
打ち粉というのは生地がベタベタひっつかないようにするものです。これがないと切ったうどんもくっついちゃいます。生地を延ばす作業は技の見せ所。途中で生地を90°回転させながら、奥に押すとき、手前に引くとき両方で延ばします。巻いて延ばすときは打ち粉が大活躍。惜しまずじゃんじゃんふっときましょう。こちらも一旦麺棒から外して90°回転をはさむことできれいな四角い生地ができます。
いよいようどんの誕生です!くれぐれも雑にならないように慎重に行いましょう。ここでも打ち粉が活躍。麺を切った断面には打ち粉がついていないので、お互いにくっついてしまいやすいです。ここにしっかり打ち粉がいきわたるようにほぐす作業が必要です。
ここで雨宿的裏ワザ。そうは言ったって慣れてないと麺がくっついちゃうのは仕方ない。そこで登場するのが突っ張り棒。風呂場から一本取ってきて、その辺に設置しましょう。ここにうどんをひっかけていくのです。え?先に言えって?
腕にひっかけとけ!
雨宿はそうしました。
いやーよかったよかった、これで手打ちうどんの完成です!あとは好きにして食べてください。
……ああ、アレンジの紹介?でも今日は疲れたからいいや。
また今度ね!
同じような手順でそばも作ることができます。比率はそば粉:小麦粉=4:1が一般的です。ただし、塩は必要ありません。生地の固さとか、延ばし方とか、そこそこ違ってくるので難易度はうどんより高いです。
雨宿拾遺もうどん屋の息子ではないので、身体がうどんの打ち方を覚えていたわけではありません。試作するにあたって参考にさせていただいたサイト様です。より詳しく、丁寧な解説が載ってます。
……あれ?このコーナー要らなくね?